16年前の日記・・・ [E-P2]
三月十六日
今日は朝早くから宏君がお母さんの代りに来てくれて
爪を切ってくれたりはみがきをしに連れたり
ひらがなのけいこも午前中にしました
一寸つかれたのでリハビリをやめました
夕食の時喜代子が来てくれたので宏君は帰りました
一日いたのでお母さんの疲れがよくわかった、言って帰りました
やさしい孫をもって幸せです
一日も早くかえりたいです
平成7年2月28日の昼・・・
家族で食事中のことでした。
うわ言を言いながら、手を上げたり下げたりする祖母がいました。
声をかけても返事がおかしい・・・
様子がおかしいと気づき、父親の事務所に電話し、友人の医師が家に来てくれました。
診断の結果、すぐに病院へ向かうことになりました。
病院到着後、脳梗塞ということで緊急手術が始まりました。
通報が30分遅かったら、右半身不随になっていたと聞かされたのは今でも覚えています。
リハビリをかねて、ずっとつけていた日記も再開していました。
動かしにくい右手を使って、この文はどれぐらいかけて書かれたのだろうか・・・
おばあちゃん、天国でも日記は続けてるのかな・・・